ラオスは、人々は素朴で物静かで、のんびりした国なのだそうだ(東南アジア大好き人の談)。
ベトナム戦争中、アメリカの爆撃機は、ベトナムにやたらめったら爆弾を落とし、かつ、基地へ帰るのにさらに機体を軽くするために、もののついでで、ラオスに落としていったそうだ。
だから不発弾が世界で一番多い国と言われた。
安く作ってやるからと韓国が請け負った「セビエン・ナムノイダム」の補助ダムは建設途中に決壊した。黒部ダム貯水量の約25倍(約50億立方メートル)もの水が、ふもとの村のみならず隣国カンボジアにまで大きな被害をもたらした。
中国が巨大経済圏一帯一路の完成を目指して、ラオスに新幹線を作った。
その線路はこれからもさらに伸ばされる予定だ。
そこへくさびを打ち込むかのように、今、日本企業はラオスに工業団地を作り始めている。
そういうセンシブルな状況のところへいくら皇位継承券を2枚持っているからと言って、アキシノ家をやるわけにいかない。
社会主義国ではあるが、ベトナムへは、陛下が皇太子の頃から何度も訪問され日本はベトナム経済の発展に大いに寄与し、貢献しつづけている。
こういう手前勝手な理屈は当てはまらないかもしれないが、ラオスにはインドネシアやタイのような太平洋戦争の暗い影はない。
そういう国をわざわざ選んだというより、つまらない言いがかりで足踏みさせられるより、両国の未来を見据えてまっすぐに進展していく、高い安いのお値段だけではなく日本人の誠実さをこそ認めてもらうことを目的として、満を持して敬宮さまを外交の場へと送り出されたであろう天皇皇后両陛下のお気持ちが垣間見える。
敬宮さま、お誕生日おめでとうございます。
初めての外国公務、お疲れさまでございました。
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